◆横浜DeNA1-0巨人(横浜スタジアム)
3試合ノーヒットだった梶原。試合前練習では、石井チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチから付きっきりでティー打撃の指導を受ける姿があった。打撃フォームを見直して生み出した一本が、天敵戸郷から奪った虎の子の1点につながった。
先頭で打席に立った0―0の三回、フォークボールを下半身で粘って拾い、右前に運んだ。その後、二盗を決め、佐野の二ゴロの間に生還。持ち味の俊足も絡めて挙げた先制点が貴重な決勝点となった。
これまではバットを立ててゆったり構えていたが、この日は顔の後ろで小刻みに立てたり、寝かしたりしながらタイミングを取った。「コーチと相談しながら、自分の思い付きもあった。はまってくれた」。工夫が一つの結果に表れ、チームを勢いづけた。