足柄の古刹(こさつ)で法話と歌を楽しんでもらおうと、大雄山最乗寺(神奈川県南足柄市大雄町)で28日、大祭特別行事「法話と歌声と」が開かれる。9月大祭に合わせた企画で4回目。
1394年に了庵慧明禅師が建立し、てんぐの霊力が宿るとされる同寺では、1、5、9月の27、28日に大祭が行われる。同寺は大祭に多くの参拝客を呼び込もうと、昨年5月から法話と歌を組み合わせた一風変わった行事を始めた。
行事では、愛知専門尼僧堂長の青山俊董老師が「人生を円相で考える~今ここをどう生きるか~」をテーマに法話を行うほか、テノール歌手の中島康晴さんらによるオペラコンサートも行われる。
入場無料で、午後1時から同寺本堂で開催する。法話は手話通訳あり。問い合わせは、同寺電話0465(74)3121。