今年上半期(1~6月)に神奈川県警が認知した県内の刑法犯認知件数(暫定値)が、前年同期比1.9%増の2万1491件に上ったことが26日までに分かった。交流サイト(SNS)上で著名人などをかたり架空の投資に勧誘する「SNS型投資詐欺」や、恋愛感情を抱かせるなどして現金をだまし取る「ロマンス詐欺」の増加などが要因という。
県警によると、詐欺を含む「知能犯」が同20.3%増の1773件に上っており、今年に入り増加している「SNS型投資詐欺」は198件、「ロマンス詐欺」は85件だった。県警暴力団対策課は「『必ずもうかる』や『あなただけ』という言葉に惑わされず、送金する前に家族や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけている。