神奈川県綾瀬市深谷上の光綾公園に2025年5月にオープンする予定の「ローズガーデン」の指定管理者の選定議案が27日の市議会本会議で否決された。有料化決定に至る市側の説明に対する不信感を背景に、運営方法の見直しを迫られる結果になった。開業まで7カ月となる中で準備が整わず、再延期も懸念される。
ローズガーデンは市の花バラを観光資源に活用しようと、同公園の再整備に合わせて既存のバラ園を約7700平方メートルに拡張、オリジナル種を含めて74品種約700本を植栽。事業費は3億2700万円で今年2月に施設はほぼ完成したが、猛暑による生育不良で5月のオープンが1年延期になった経緯がある。
◆綾瀬市ローズガーデン整備 古塩政由前市長が掲げた「ばらで輝くまちあやせ」のシンボル施設。入園料は春秋のハイシーズンで大人800円（市民は400円）。来場者目標は1年目3万人、2年目4万人、3年目5万人、4年目8万人を見込んでいる。