秦野市最大の観光イベント「第77回秦野たばこ祭」が28日、秦野市役所周辺で始まった。同実行委員会主催。29日まで。
同祭りは、江戸時代から秦野で約300年続いてきた主要産業・葉タバコ耕作者の労をねぎらおうと、1948年からスタート。市内での耕作は84年に終えたが、先人たちの情熱を炎に例え、炎に関する各種イベントが用意されている。
28日は、オープニングパレードで開幕し、高橋昌和市長や、はだのふるさと大使で元女子プロ野球選手の加藤優さんらがオープンカーから市民らの声援に応えた。市内外の団体が競ったジャンボ火起こし綱引きコンテストや御輿（みこし）パレードなどが行われ、会場はにぎわいをみせた。
29日は、たばこ音頭パレードや弘法の火祭などが予定され、約2千発の打ち上げ花火がフィナーレを飾る。また、「ひろえば街が好きになる運動」として来場者にトングやポリ袋が配布され、会場一帯の清掃活動を呼びかけた。