神奈川県は10月1日から、対象の店舗で脱炭素につながる商品を買うとポイントを上乗せするキャンペーン「かながわCO2CO2(コツコツ)ポイント+(プラス)」を始める。消費行動を通じて脱炭素社会への意識醸成を図る。
東急ストアや化粧品大手ファンケルなど9事業者の県内計97店舗・事業所で実施する。生産や流通の過程で二酸化炭素(CO2)排出量の少ない県産野菜や環境に配慮したパッケージの商品を購入したり、使用済み容器の回収に協力したりすると、各店舗・事業所で通常もらえるポイントに加算される。12月27日まで。
県によると、初めて実施した昨年度は3カ月間で延べ約15万人が利用した。黒岩祐治知事は「実際にアクションにつながったと評価している。事業規模も拡大するので、より大きな波及効果を期待している」と話した。