唐辛子の国内輸入は横浜港がホットだ。シェアトップを36年連続で独走。ハバネロやハラペーニョといった刺激的な品種が次々と注目される昨今。激辛ブームを支えている。
横浜税関によると、2023年の国内輸入量は1万5170トン、金額は112億8400万円だった。同港はこのうち、数量が32.8%の4979トン、金額が31.2%の35億1900万円を占める。東京、神戸、大阪、名古屋港と続いた。
横浜は比較できる1988年以来、不動の首位だ。大消費地である首都圏の需要を引き受けているほか、近港に定温倉庫が充実し、関東に集積する加工工場にアクセスしやすい立地特性が要因と同税関はみている。