麻薬が練り込まれたチョコレートを輸入しようとしたとして、横浜税関は1日、関税法違反(輸入未遂)の疑いで、東京都町田市、無職の男(27)を横浜地検に告発した。
告発容疑は、氏名不詳者と共謀して昨年6月2日、米国から国際小包郵便物で麻薬のサイロシビンとサイロシンが含まれるチョコレート2個(計約207グラム)を輸入しようとした、としている。
同税関によると、男は「注文したことは間違いない」と供述、容疑を認めている。同税関は自己使用目的で輸入しようとしたとみて調べている。
サイロシビンやサイロシンは幻覚キノコ「マジックマッシュルーム」に含まれる麻薬成分で、チョコレートに練り込まれていた。同税関川崎外郵出張所の職員が発見した。