1日に発足した石破茂内閣では県内から国家公安委員長に坂井学（衆院神奈川5区）、こども政策担当相に三原じゅん子（参院神奈川選挙区）、環境相に浅尾慶一郎（同）の3氏が起用された。いずれも初入閣で「神奈川選出を誇りに頑張る」と決意を新たにした。
「国民の安全安心、治安をしっかり守る観点から役に立てるよう全身全霊で頑張っていきたい」。坂井氏は首相官邸で石破首相と面会後、記者団に抱負を語り、表情を引き締めた。
菅義偉自民党副総裁（2区）の側近で、菅内閣では官房副長官を務めた。無派閥議員グループのとりまとめ役を担うなど実務家タイプで、平日はほぼ毎朝、地元の街頭であいさつを続ける。初入閣が決まった朝も戸塚駅前に立ち、「おめでとう」と声がかかった。
防災担当相も兼務する。東日本大震災の被災地支援に汗を流し、衆院災害対策特別委員会の筆頭理事として能登半島地震や豪雨に対処。「被災者に寄り添いながら先に希望を持てる道筋を示す」と意欲を語った。