川崎市幸区内で8月に相次いだ不審火を巡り、県警捜査1課と幸署は2日、窃盗と建造物等以外放火の疑いで、千葉県出身で住所不定、無職の男(56)を再逮捕した。
再逮捕容疑は、8月11日午後9時半ごろ、同区神明町2丁目のコンビニでライターオイル1本(約1200円相当)を盗んだほか、同12日午前0時半ごろ、同区幸町3丁目のごみ集積場で鳥よけネットなどに火を付けて焼損させた、としている。
同課によると、男は「間違いない。自分にいらいらしていたので火を付けた」と供述、容疑を認めている。
現場はコンビニから約900メートル東にあり、男は盗んだオイルをまいて、所持していたライターで火を付けたという。
県警によると、8月11日から同16日にかけて、同区河原町や都町の緑道、幸町のごみ集積場などでごみや雑草、ベンチなどが燃える不審火が5件確認されており、防犯カメラの映像などから男が浮上した。
同課によると、男は他の4件についても関与を認める供述をしているという。
男は横浜市鶴見区内のコンビニで、アルバイト店員にカッターナイフを突き付けて金品を奪おうとしたとして、強盗未遂容疑で8月22日に逮捕されていた。