初入閣を果たした神奈川県選出の3大臣が2日、それぞれの所管省庁に初登庁した。緊張の面持ちで就任会見や職員訓示に臨み、自身の目標や熱意を表明。決意を新たに大臣業務を始動した。
「治安上の諸課題への対処に全力を尽くす。首都直下地震、南海トラフ地震など発生が危惧される大規模災害の備えに万全を期す」。坂井学国家公安委員長(衆院5区)はこの日の就任会見で意気込みを語った。
財務副大臣や総務副大臣などを歴任し、菅義偉内閣では官房副長官の重責を担った。入閣適齢期とされる5期目を迎え、組閣を迎えるたびに首相官邸からの電話が気になっていたという。
1日には官邸からの呼び込み電話を事務所で受けた後、記者団に「やっと。(初入閣)報道が先行していたからね」と表情を緩めたが、一夜明けた会見では「国と国民を守るという強い決意と緊張感を持ち、精いっぱい務めさせていただく」と引き締めた。