来年、創立125周年を迎える神奈川県立横浜平沼高校(横浜市西区)の歴史資料展示室の来場者が、5万人に到達した。セレモニーが行われ、節目の来場者に記念品が贈られた。
同校は1900年に創立された。横浜の中心部が壊滅的な被害に見舞われた23年の関東大震災や45年の横浜大空襲などを乗り越え、校史を刻んできた。
その歩みを振り返る展示室は2003年に開設され、同窓会「真澄会」が運営に協力。写真や年表、昔の制服などを展示し、文化祭などで公開しているほか、震災や戦災などの貴重な所蔵資料を使った企画展も重ねてきた。1年生の校史教育にも役立てられている。
来場者5万人を達成したのは、中学生らを対象とした今年9月28日のオープンキャンパス。真澄会の皆藤愼一会長と小島由美校長からトートバッグやキーホルダーなどが手渡された。
真澄会の担当者は「歴史ある高校のことをもっと知ってもらいたい。125周年の記念事業も計画している」という。