横浜DeNAから来季の契約を結ばないことが伝えられた大和、大田、楠本らが3日、本拠地最終戦の横浜スタジアムを訪れ、首脳陣やチームメートらと別れのあいさつを行った。
3人はスーツ姿で登場。19年目の今季は通算1500試合出場と同200犠打を達成した大和は、今後について「ノープラン。まだ気持ちがぐちゃぐちゃしている」と率直に語った。
幼少期から慢性腎臓病(CKD)を患ってきた。年々体調が悪くなるのは分かっていた中で、食事管理などを徹底。36歳のベテランは穏やかな表情で「絶対に野球をやりたいという思いはもうない。とりあえずゆっくりしたい」。家族との時間を増やしたい考えだ。
一方で、大田と楠本は現役続行を希望している。大田は「日本ハムから来たときに温かく迎えてもらった。やりがいのある、すごく幸せな時間を過ごさせてもらった」と感謝。楠本は「ベイスターズで、その場その場でできることは一生懸命やったつもり。まだこの世界で頑張りたい」と前を向く。両選手とも5日のファーム日本選手権に出場し、チームへの貢献と最後のアピールを狙う。