神戸製鋼所(神戸市)は2日、同社藤沢事業所(神奈川県藤沢市宮前)内にある「溶接研修センター」を建て替えると発表した。
同社によると、同センターは、社員の実技研修などの拠点として1962年に設立。JR東海道線大船-藤沢間に新設される「村岡新駅」(仮称)など同事業所周辺の開発・整備に合わせ、老朽化した施設を建て替える。
新しいセンターは、鉄骨造2階建てで、延べ床面積約2400平方メートル。1階に溶接の実技や溶接ロボットの実演などのスペース、2階に社員が講義を受ける教室などを設ける。2025年12月ごろの完成を目指している。
藤沢市と22年に締結した同駅周辺のまちづくりに関する連携協定に基づき、溶接事業の研究開発拠点としての環境を整える。市は企業立地促進の支援として、同センターの固定資産税と都市計画税の税率を26年1月から5年間、2分の1に軽減する予定。