15日公示、27日投開票が予定される次期衆院選を前に、選挙カーの製作・レンタルを手掛ける「グリーンオート」(神奈川県大井町上大井)で急ピッチの準備が進められている。
選挙日程の方針を自民党の石破茂新総裁が発表した翌日の1日には約50台の予約はすべて埋まった。準備期間が短い超短期決戦のため、選挙カーのデザインを各陣営と話し合い、候補者が乗る「お立ち台」や大型スピーカーを大急ぎで車に設置している。
2022年に区割りが変更されてから初めての選挙となり、新選挙区を抱える陣営からは地域をこまめに回れるよう小型車両を希望する声が多いという。
貸出先は岩手から岐阜まで全国各地で、遅くとも公示2日前までに納車する予定。若狭侍郎社長(38)は「準備期間が短く大変だが、選挙を支えたいという気持ちで作業をしている」と話していた。