横浜市港北区新羽町の真言宗西方寺で、ヒガンバナが見頃を迎えている。石段脇や境内の花壇で赤や白、ピンクなど色とりどりの花を咲かせている。
地元のボランティア団体「花の里づくりの会」が2004年から毎年球根を提供しており、現在は約2万本まで増えたという。
かやぶき屋根の山門に続く参道脇を約100メートルにわたってヒガンバナが彩り、訪れた人たちは秋風に揺れるヒガンバナを写真に収めるなどして楽しんでいた。
同寺によると、見頃は10月初旬まで続きそうだといい、川崎市から訪れた70代の女性は「毎年楽しみにしている。色とりどりできれい」と満喫した様子。伊藤仁海住職(52)は「暑さの影響で開花が遅れたが、よく咲いている。色鮮やかな参道を見てほしい」と話している。