Infoseek 楽天

たばこじゃなくて「チャバコ」 清川茶の需要回復へスティック状粉末茶

カナロコ by 神奈川新聞 2024年10月5日 6時30分

 生産量が減少する地元産の茶の振興に役立てようと神奈川県清川村は、たばこのような箱の中に粉末茶のスティック8本が入った「清川チャバコ」(500円)の販売を始めた。

 たばこ風の紙箱には、同村の「宮ケ瀬クリスマスみんなの集い」でイルミネーションに彩られるジャンボクリスマスツリーと、8月の「青龍祭」に登場する2体の龍をあしらった。

 スティックには1グラムの粉末茶が入っており、アイスの場合は350~500ミリリットル入りペットボトルのミネラルウオーターに入れて溶かす。ホットの場合は、湯飲みなどに150~200ミリリットルの湯を入れて溶かす。

 村によると、急須で茶を入れる習慣が減り、村内産の茶も需要が減少。たばこのような外観の粉末茶製品を手がける静岡県内の企業に依頼して、村内産の茶を使って一風変わったデザインの「清川チャバコ」を作った。村建設農林課は「『清川チャバコ』を飲んで清川茶のことを知ってもらい、茶の消費拡大につなげたい」と話している。村役場そばの道の駅「清川」などで販売している。

この記事の関連ニュース