今夏のパリ五輪サーフィン女子日本代表で神奈川県茅ケ崎市出身の松田詩野選手(22)が3日、同市役所を訪れ、初めての大舞台を「大きな波に恐怖もあったが、地元の応援が力になった」と振り返った。
松田選手はサーファーの両親の影響で、市立東海岸小学校1年生で地元のサーフィン教室に通い始めた。市立第一中学校2年時に日本サーフィン連盟主催の国内大会で優勝。同3年生でプロサーファーとなった。
2019年に「ジャパンオープンオブサーフィン」初代女王に輝くなど活躍し、パリ五輪日本代表「内定第1号」を勝ち取った。
五輪会場タヒチの代名詞である筒状の波「チューブ」を1、2回戦は攻略したが、3回戦は大きなうねりに恵まれず敗退し、9位に終わった。松田選手は「メダルを取りたいという気持ちが強くなった」と話し、28年ロサンゼルス五輪出場に意欲をのぞかせた。
佐藤光市長は「松田選手を目標とする子どもたちがたくさんいる。ロス五輪での活躍に期待している」とエールを送った。