昇格が目前に迫るJ2横浜FCのDFンドカ・ボニフェイス(28)が5日、鹿児島戦(6日午後2時・ニッパツ)に向けたオンライン取材に応じた。昇格が決まる可能性がある中、「特別な意識はない。清水との優勝争いだと思っているので、残り5試合、勝ち点3を取って優勝したい」と力を込めた。
視線はぶれない。「タイトルを取りたいっていうのはみんなで話している。次の試合は勝ち点3をもちろん取るし、優勝を目指してやっていく中での1試合」。清水を勝ち点1差で追う。ひっくり返すためには勝ち点3を摘み続けることが絶対条件だ。
前節の直接対決は引き分けに終わり「ビッグマッチで心身共にパワーを使ってみんなちょっと疲れみたいな感じもあった」というリスタート。「1週間経ってしっかり回復している。まずはこの一戦に集中して持っている力をしっかり出せるように」。口ぶりは順調そのものだ。
対する19位の鹿児島は「シンプルなサッカーなんじゃないかな。フォワード陣は機動力があって守備もできる。でも僕はそういうタイプは全然苦手ではない」。弟、チャールスとの兄弟対決にも注目が集まるが、警戒すべきは残留への執念だ。
「残留争いでぎりぎりの戦いをしている。それは去年僕たちもやっていたこと。なりふり構わず勝ち点3を取りに来ると思う」。球際やゴール前での攻防に加え、気を付けたいのはカウンター。J1で下位に沈みながらも首位の神戸や横浜Mを撃破した記憶に重ね「攻撃に出てきた隙、相手の後ろが手薄になっているところを突いてという感じだった。攻撃に行くのに対してどれだけリスク管理できるかは自分の役割、出ている意味だと思う」と引き締める。
逆転優勝を導くためにも無失点で3試合ぶりの白星をつかみたい。