川崎市制記念多摩川花火大会が5日、同市高津区の多摩川河川敷で開かれた。対岸の東京都世田谷区でも花火大会が行われ、同時に打ち上がった計1万6千発の花火が秋の夜空を彩った。
花火大会は市などが主催し、83回目となる今年は川崎市制100周年を記念。「川崎を一歩先へ、もっと先へ」をテーマに掲げた。川崎側からは例年より4千発多い約1万発の花火が打ち上げられた。
注目を集めたのは、連射連発を意味する「スターマイン」や、音楽に合わせた演出で魅了する「ミュージック花火」。空を見上げる観客からは拍手と歓声が上がり、笑顔であふれた。
福田紀彦市長は開会式で「協賛してくださった皆さんやボランティアの方々などにご尽力いただいて開催できた。一緒に楽しみましょう」と語りかけた。