小田急線本厚木駅北口そばの繁華街・厚木一番街商店街振興組合(厚木市中町、越智辰藤理事長)は、悪質な客引きによる被害を防止するため自前で商店街にスピーカーを6個設置、客引きについて行かないよう来訪者に呼びかける放送を9月26日夜から流し始めた。厚木署の横田和道署長、山口貴裕市長、越智理事長らが同日、「あつぎセーフティーステーション番屋」(同)で放送開始ボタンを押して運用を始めた。
この日、山口市長は「訪れた人が安心して楽しく歩けるよう、これからも協力をお願いしたい」とあいさつ。越智理事長は「安全で安心な通りを目指し、『第1の矢』で街路灯に客引き防止の立て看板を取り付け、『第2の矢』で制服警官にパトロールをしてもらっている。今回のスピーカーが『第3の矢』で、来訪者にメッセージを発していく」と説明。放送開始のボタンを押すと「客引き行為者との会話に応じたり、ついて行かないようお願いします」と放送が流れ始め、横田署長、山口市長らは商店街をパトロールした。