27日投開票の衆院選で、自民党神奈川県連は6日までに、県内20小選挙区の支部長を公認候補として党本部に申請することを決めた。
小選挙区で敗北が続いている4区の山本朋広・元防衛副大臣(49)と、9区の中山展宏・元国土交通副大臣(56)は比例南関東との重複での申請を見送る。両氏は小選挙区で勝利したことがなく、ともに4回連続で比例復活当選している。
党は2回以上連続して復活当選した現職議員の重複立候補を原則認めないルールを設けている。県連幹部によると、前回2021年衆院選後に両氏に対して、次期衆院選では県連として比例との重複立候補は申請しない旨を伝え、了解を得たという。県連幹部は「2人ともこのままではいけない」と述べ、退路を断って小選挙区での勝利を目指すよう求めた。