今季17度目のクリーンシートにも、横浜FCの市川は「難しいシュートもなかったし、いつも通りみんながいい対応をしてくれた」と表情を崩さなかった。
先制して以降は攻守に狙いが定められず、決定機もつくられた。「守備がはまらず何度か危ないシーンがあったが、相手に助けられたり、運もあったりで何とか守り切れた」。定位置を飛び出す好セーブで救うシーンもあったが、冷静に足元を見つめる。
ここまで全34試合に出場。リーグ最少20失点を支える守護神は、首位再浮上にも「首位だとか、2位だとか関係なく勝っていくしかない。最後に首位に立っているように集中を切らさずにやるだけ」と平常心を貫いていた。