日米親善を目的とした米海軍横須賀基地(横須賀市)の一般開放イベント「ヨコスカ・フレンドシップデー」が6日、開催され、家族連れら約5万2900人(同基地発表)が来場し、にぎわいを見せた。
米海軍第7艦隊に所属する隊員らはハンバーガーやTシャツなどを販売する模擬店を出店。基地内のファストフード店などには長蛇の列ができ、ボウリング場や映画館にも入るなどして来場者は“本場”の米国文化を楽しんでいた。
2023年3月から同基地に配備されているアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ジョン・フィン」も公開された。艦長のアービン・テイラー中佐は「献身的に働く乗組員の姿を見てもらえて本当にうれしい。日米両国間の強い絆を深めていくことにつながる」とコメントした。
同市出身で藤沢市在住の飯塚誠さん(36)は家族と訪れ、「アメリカの消防車も見られて、幼い子どもにとっては貴重な異文化体験になった。自分が子どもの頃に英語教室で通っていたことが懐かしい」と話した。同軍の米国人女性看護師(21)は「私たちを受け入れてもらえ、アットホームな気持ちで心が温かくなり、感謝の思いを伝えたい」と笑顔を見せていた。