サッカーJ1湘南ベルマーレの選手による特別授業「ベルせん」が7日、平塚、茅ケ崎両市内の小学校で行われた。2012年から続く取り組みで、湘南に所属する全選手が参加。夢を持つことや目標に向け努力する大切さを伝えた。
茅ケ崎市立小和田小にはFW根本凌(24)、DF高橋直也(23)、DF松村晟怜(20)の3選手が訪問。同校出身の根本選手は当時の思い出に触れ、「休み時間や放課後も、自分以外の誰にも負けたくないと思ってサッカーをしていた」と振り返った。
野球やドッジボールなどでも遊んでいたという高橋選手は「好きなことを楽しむのが一番。苦しいことがあっても、未来の自分が誇りに思えるようにと思って過ごしている」とエール。松村選手はけがを乗り越えた経験を語りつつ「継続することが大事。子どものころ、基礎練習を繰り返していたことが今につながっている」と思いを込めた。
リフティングゲームや質問コーナーもあり、児童らはプロ選手を身近に感じられた様子。高橋選手はサッカー以外の趣味としてボウリングを挙げ、「この中の誰にも負けない自信がある」とほほ笑んだ。
母校を訪れたのは13年ぶりという根本選手は「みんな真剣に聞いてくれて思いを伝えることができた。夢に向かって全力を尽くしてほしいし、お互い頑張りましょう」と呼びかけた。