7日午前11時25分ごろ、横浜市港南区上大岡西1丁目のビジネスホテルで、男女2人が死亡しているのが見つかった。ドアには内鍵がかかっていて、血の付いたナイフが室内で発見された。神奈川県警港南署は2人の身元や死因の特定を急ぎ、自殺と事件の両面で調べている。
署によると、女性は10~20代とみられ、ベッドの上で上半身から血を流し、ひざをついて前のめりになっていた。男性は30~40代とみられ、ドア付近に結ばれたロープで首をつった状態だった。床にあったナイフ2本のうち、少なくとも1本は血が付いていた。
2人は6日午前にチェックインしたとみられ、防犯カメラ映像には2人と似た男女が一緒にフロントで手続きをする様子が写っていたという。2人が7日のチェックアウト時間を過ぎても退室しなかったため、従業員が部屋を訪ねたところ内鍵がかかっていてドアが開けられず、110番通報。駆けつけた署員がベランダの窓から部屋に入り、2人の遺体を発見した。
現場は県道21号(鎌倉街道)沿いの商業施設などが立ち並ぶ一角。