無機質な歩道橋にグリーンの芝生が映える。19日に開幕する「全国都市緑化かわさきフェア」に合わせ、川崎市川崎区の「川崎ハローブリッジ」に約100平方メートルの芝生が敷き詰められた。国道の横断歩道橋で芝生緑化を推進するのは全国初の取り組みという。
川崎ハローブリッジは、フェアの中心会場の一つ「富士見公園」（同区）とJR川崎駅をつなぐ主要ルートになっている。芝の種類は、生育が早く踏圧に強い新品種の高麗芝を選定、芝の下には保水マットなどの薄層緑化システムを採用するなど先進的な技術が活用されている。芝生は行き交う人が自由に踏み入れることができる。