横浜市港南区上大岡西1丁目のビジネスホテルで7日に男女2人の遺体が見つかった事案で、神奈川県警港南署は9日、司法解剖の結果、女性の死因は出血性ショックで、男性の死因は心臓の周囲に血液がたまって圧迫される「心タンポナーデ」だったと発表した。
署によると、女性は横浜市居住の10代後半、男性は京都市居住の40代という。
女性は刺し傷が上半身に複数あり、ベッドの上で血を流し、膝をついて前のめりになっていた。男性はドア付近に結ばれたロープで首をつった状態だった。
署は、防犯カメラの映像から、2人以外に部屋を出入りする人物が確認されず、鍵がかかっていたことなどを踏まえ、男性は自殺とみており、女性は自殺と他殺の両面で調べている。