10日午前11時半ごろ、神奈川県茅ケ崎市の海岸で、「ヘリコプターが不時着している」と119番通報があった。在日米海軍厚木基地所属のヘリで、同基地は「予防着陸だった」と説明している。乗員3人を含めけが人はなく、落下物などの被害もなかったとみられる。ヘリは約4時間後に再び離陸して厚木基地に着陸した。
現場は茅ケ崎駅から南方に約1.5キロ離れた海岸の砂浜で、国道の北側には住宅地や中学校がある。米軍や県警、市などに被害の情報は入っていないという。
同基地などによると、不時着したのは第51海洋攻撃ヘリコプター飛行隊に所属する哨戒ヘリコプターMH-60R。午前11時6分ごろ海岸に着陸し、午後3時1分ごろ飛び立った。
中谷元・防衛相は会見で「米軍機の運用は安全の確保が大前提と考えている」と強調、米軍側に「安全管理に万全を期すよう求めていく」と述べた。