横浜DeNAは10日、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージへ向けて神奈川県横須賀市夏島町の球団施設「DOCK」で全体練習を行い、フリー打撃などで汗を流した。実戦形式の打撃練習では、右胸鎖関節の炎症で離脱している中継ぎのウェンデルケンが登板。CSでの復帰が確実となった。
ウェンデルケンは2日に出場選手登録を外れ、そのままレギュラーシーズンを終えていた。久々のマウンドでも力のある球を投げ、打者4人との対戦で1安打2四球。「感触はすごく良かった。シーズン終盤でいったん体を休めることもできた。順調に準備ができている」と気合の入った様子で話した。昨季は61試合、今季も28試合で防御率1点台をマークした右腕が戻れば、救援陣は厚みが増す。
この日で横須賀での練習が終了。CS開幕前日の11日は甲子園で最終調整を行う。三浦監督は「日に日に高ぶってきているし、でもリラックスした状態で練習に入れている。いい調整ができている」と話した。