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逗子海水浴場、海の家時間延長「来年度以降も期間限定で」 酷暑で夕涼み需要取り込み、市が方針

カナロコ by 神奈川新聞 2024年10月10日 20時14分

 今夏の海水浴シーズンに逗子海水浴場(神奈川県逗子市新宿)で海の家の営業時間を午後9時まで延長した試行的取り組みについて、同市は10日、地元関係者らでつくる海水浴場運営の検討会で「来年度以降も効果的な期間に限定して実施していくことが望ましい」との方針を示した。検討会は今後、継続の是非の意見を取りまとめ、年明けにも桐ケ谷覚市長に報告書を提出する。

 逗子海水浴場は6月下旬から66日間、開設した。来場者数は前年比2.4%減の21万4900人で、コロナ禍前の19年と比べても約12万人減となった。シーズン中は熱中症警戒アラートが35日間発表されるなど、市は「記録的猛暑で日中の外出を控える傾向があったことに加え、お盆の時期に南海トラフ地震臨時情報や台風接近の影響もあった」と分析した。

 市は日中の酷暑を避けて夕涼みする海水浴客を取り込もうと、8月1~18日の期間限定で海の家の夜間営業時間を1時間延長。試行期間中に近隣住民との間でトラブルなどが発生した場合は即時に試行中止とすることを条件とし、店側も午後8時以降は自主的に音楽を消した。

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