相模原市総合写真祭「フォトシティさがみはら2024」の受賞作写真展が、市民ギャラリー(同市中央区)で開かれている。戦後の沖縄で米軍強制土地接収に抵抗した故・阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さんの作品など、国内外のプロからアマチュアまで約160点を展示している。28日まで。
フォトシティさがみはらは市内在住の写真家江成常夫さんが創案し、2001年にスタート。プロの部は記録性を重視した選考が特徴で、今年の大賞は、今春に原爆の図丸木美術館(埼玉県)で開かれた阿波根さんの写真展「写真と抵抗、そして島の人々」の作品に決定。会場には1950~60年代の沖縄・伊江島土地闘争や人々の暮らしを捉えたモノクロ写真が並ぶ。