災害時に被災者らが利用するトイレカーについて理解を深めようと、神奈川県開成町は9日、自治会長を対象にした研修会を開いた。災害時にトイレカーを提供してもらう協力協定を結んだ警備会社「優成サービス」(海老名市)で、能登半島地震などの被災地へ出動したシャワー付きのトイレカーを見学した。
トイレカーには水を使わなくても使用できるバイオ方式の個室トイレを搭載。車いすに乗ったまま利用できるよう昇降用のリフト、シャワールーム、エアコンを完備している。研修会で参加者は「非常に快適なトイレ」「車いすの人にも使いやすい」などと話していた。
同社は屋外イベントなどにトイレカーを貸し出す事業を展開。東日本大震災や熊本地震、能登半島地震の際にはボランティアで駆け付け、喜ばれたという。