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横浜・青葉区の住宅で75歳男性死亡 殺人事件か、手足縛られ暴行の痕 首都圏連続強盗との関連も捜査

カナロコ by 神奈川新聞 2024年10月16日 15時59分

 16日午前9時半ごろ、横浜市青葉区鉄町の無職男性(75)方で「昨日から窓が開いたままになっている」と近隣住民から110番通報があった。駆け付けた神奈川県警青葉署員が住宅内で手と足を縛られ、血を流している男性を発見。体には暴行の痕などがあり、その場で死亡が確認された。県警は殺人事件を視野に、首都圏で多発する一連の強盗事件との関連も調べる。

 捜査関係者によると、男性は住宅内の脱衣所に倒れていた。暴行の痕は体の広い範囲にわたっていたほか、手と足が縛られ、出血もみられたという。

 県警捜査1課によると、玄関に鍵はかかっておらず、玄関脇の出窓が開いていて、その一部が割れていた。室内が物色されたかどうかや、盗まれた物があるかなどを調べている。

 男性は妻と2人暮らし。男性の遺体発見時、妻は外出していた。県警は17日に司法解剖して死因を調べる方針。

 現場は東急田園都市線市が尾駅から北西に約1.8キロメートルの小中学校が近くにある閑静な住宅街の一角。

 近くに住む70代女性は「事件を知って心配した娘から『家の施錠をしっかりするように』と連絡があった。不安だ」と話した。

 近隣の市立小学校では、児童を集団下校させるなど対応に追われ、校長は「痛ましい事件で、心を痛める子どもたちがいないかと心配している。早く安心して登下校できるようになれば」と早期解決を願った。 

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