J1川崎は16日、就任8年目の鬼木達監督(50)が契約満了に伴い、今季限りで退任すると発表した。後任は未定。13日にYBCルヴァン・カップ準決勝で敗退し、今季の無冠が確定していた。
千葉県出身の鬼木氏は現役時代に鹿島と川崎でプレー。引退後は2007年から育成組織で指導者を務め、10年にトップチームのコーチに就任。監督就任初年度の17年にクラブを悲願のJ1初優勝に導くと、昨年までの7シーズンで主要大会通算7冠を獲得した。J1通算は157勝64分け53敗。
クラブの吉田明宏社長は「これまで長年にわたりクラブの歴史を築きあげてきたフロンターレファミリーを代表する功労者の一人。鬼木監督の情熱の求心力が、選手とクラブの成長に大きく寄与したことは明らかであり、クラブとして最大限の謝意と敬意を表したい」などと談話を出した。