市議会議員の立場から日本と台湾の交流を深めようと、厚木市議の有志27人は21日、市役所内で厚木日台友好議員連盟の設立総会を開き、会長に神子雅人氏(ネクストあつぎ)を選出した。台湾の外交窓口である台北駐日経済文化代表処横浜分処の張淑玲代表らと、山口貴裕市長が来賓として出席した。
同議連は活動の目的として、台湾との政治、経済、文化、スポーツ、科学技術などでの交流を掲げた。同分処によると、県内の日台友好議連は11カ所目という。
神子会長は1年ほど前から議連発足の準備を進めてきた経緯を説明。「長い歴史の中で培ってきた、経済をはじめとしたさまざまな分野での交流をさらに推進したい」とあいさつした。
張代表は大規模地震や新型コロナウイルス禍の際、相互に支援し合った関係に言及し「議員連盟発足で各分野でのさらなる協力関係を期待したい」と話した。山口市長はあいさつで市内への台湾企業誘致の期待感を口にし、張代表は「われわれのところに台湾企業から視察依頼が来たら、優先的に厚木を紹介したい」などと話していた。