横浜市立金沢動物園(金沢区)のコアラ舎観覧通路にアスベスト(石綿)を含む建材が使われていた問題で、市は23日、空気中の濃度を検査した結果、「健康上の問題はない状況だった」と発表した。
アスベストの飛散性が高い建材の使用が18日に判明し、同じ建材を使っている可能性があるオセアニア休憩所とともに立ち入り禁止にしていた。
市が21日に空気中の濃度を計6カ所で調査したところ、観覧通路入り口が検出の限界値で、それ以外は検出されなかったという。
今後、建材のアスベスト含有状況を調べて対策を講じ、施設の利用を再開する。コアラ舎は当初の予定通り12月から3月まで改修工事を実施する。