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立民と連合トップ、異例のそろい踏み 野田氏と芳野氏が神奈川で街頭演説、「政治とカネ」批判

カナロコ by 神奈川新聞 2024年10月24日 22時26分

 衆院選(27日投開票)が最終盤に突入した24日、立憲民主党の野田佳彦代表と連合の芳野友子会長が、神奈川県内の街頭で並んでマイクを握った。与野党が接戦を繰り広げている選挙区に駆けつけ、政権交代の実現に向け支援を訴えた。2氏のそろい踏みは異例で、今回の選挙戦では初めて。

 連合は国内最大の労働組合の中央組織。立民にとって最大の支援団体だが、傘下の産業別労働組合(産別)の一部が国民民主党を支持する「股裂き」状態が続いている。

 衆院選前には「与党の過半数割れ」を目指し、両党の候補者調整を求めるなど連携強化を促す方針を決定。立民の新代表に野田氏が就き「非自民反共産」路線で共鳴したが、「距離感を詰める時間がない」(連合関係者)まま選挙戦に突入した。県内では立民11人、国民1人を推薦しており、両党が競合する選挙区もある。

 芳野氏はこの日、横浜や川崎で立民と国民の4候補を応援。このうち立民候補と自民党候補との接戦が伝えられている3選挙区では野田氏と並んで演説し、「政治とカネ」問題などを批判した。

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