公道で自動車損害賠償責任保険(自賠責)に未加入の電動キックボードなど電動モビリティーを運転したとして、神奈川県警交通指導課と第2交通機動隊などは25日、自動車損害賠償保障法違反(無保険)の疑いで、茅ケ崎市の男性会社員(59)と藤沢市のフィットネストレーナーの男性(36)を書類送検した。
男性会社員の書類送検容疑は、6月11日午前7時5分ごろ、茅ケ崎市汐見台の県道で、自賠責に未加入の電動キックボードを運転した、としている。
同課によると、男性会社員は「ネットで買い、公道を走れないおもちゃと知っていた。自賠責に加入できないと思っていた」と供述、容疑を認めている。
トレーナーの男性の書類送検容疑は、7月19日午前8時5分ごろ、同市元町の市道で、自賠責に未加入の「モペット」と呼ばれるペダル付き原動機付き自転車を運転した、としている。
同課によると、男性は「親類から譲り受け、自賠責への加入が必要と分かっていたが面倒くさかった」と供述、容疑を認めている。
県警第1、第2交通機動隊で4月に結成した小型モビリティ取締り班の初摘発で、2人とも通勤のために使用していたとみられる。