26日から日本シリーズが始まる。クライマックスシリーズ(CS)の激戦を制した横浜DeNAベイスターズに26年ぶりの日本一への期待が膨らむ。地元球団を応援する企業は、横浜スタジアムで開催される初戦に向けて、盛り上がりを実感しながら準備を進めている。
ありあけ(横浜市中区)が運営するスタジアム近くのハーバーズムーン本店では、ベイスターズ関連商品をCS期間中から通常時の約3倍に増やして応援態勢を整える。店内では試合時にベイスターズのBGMが流れ、ファンは土産を買ったり、カフェを利用したりと、立ち寄りスポットになっている。同店の西原綾乃副店長は「スタッフはユニフォームを着用して、歓迎している。試合前に来られるファンの皆さまは楽しい顔で買い物される。また見られるのはうれしい」と笑顔を見せる。
ありあけは2015年からベイスターズとコラボレーションした「横濱ハーバー ダブルマロン」を販売。今回の日本シリーズ進出に合わせて、ベイスターズの優勝を後押しする商品を本店などで売り出している。ありあけ担当者は「必勝を願い、商品で応援していく」と話している。
崎陽軒(横浜市西区)では日本シリーズ開催に合わせて、シウマイ弁当などを多く仕入れるなど準備に余念がない。
同社は横浜スタジアム最寄り駅のJR関内駅南口に店舗を構えるほか、ホームゲームでは駅前に臨時売店を展開してスタジアムに向かうファンに弁当などを販売する。