京浜急行電鉄(横浜市西区)と電動キックボードなどのシェアリングサービスを提供するLuup(東京都)は11月1日、京急沿線の価値向上に向けた連携協定を締結する。
シームレスな(切れ目のない)移動環境の整備を進めるため、ITを活用して多様な交通手段を一体的に提供するMaaS(マース)基盤での連携や、電動キックボードの拠点ポートを増設する。
京急はこれまでに、京急沿線エリアマネジメント構想「newcal(ニューカル)プロジェクト」の取り組みで、百カ所以上のシェアモビリティ拠点を整備してきた。今回の連携協定を機に、8日に京急戸部駅前を含む横浜市内3カ所に電動キックボードの拠点ポートを新設する。2026年度までに150拠点を目指す。
また、両社は他交通事業者4者と10月31日から11月17日まで、横浜で開催されるイベントの回遊性を高めようと、「水辺の横浜にでかけようフェア」を地域連携で開催。沿線地域の回遊性向上と2次交通網を拡充していく。