J1湘南に今夏加入したFWルイスフェリッピ(31)が出番をうかがっている。ここまで2試合で試運転を続けていたが、徐々にスタイルに順応。「慣れるために時間は必要。その時間をしっかりと有効に使えたのではないか」と古巣FC東京戦(11月3日午後2時・味スタ)に意欲を示した。
8月にギリシャ1部から完全移籍で加入。同月の鳥栖戦で後半44分にデビューすると、9月の鹿島戦でも後半追加タイムに投入された。トレーニングで示しているダイナミックな得点シーンこそまだ生まれていないが、着実にその日は近づいているという。
湘南のスタイルについて「組織力があってオーガナイズしたサッカーができている」との印象。その上で、「自分が慣れて、チームが自分のプレースタイルを理解できるようになればプラスになるんじゃないか」と自信をのぞかせる。
FC東京には2022年の夏に期限付き移籍し、リーグ12試合2得点。「5カ月だけだけどよくしてもらったし好きなクラブ」とブラジル人ストライカー。在籍中の対戦は2―0で湘南が勝利しており、「負けたことは覚えている。当時から湘南のスタイルは知っていた」と振り返った。
離脱中のFWルキアンとは異なるタイプのゴールハンター。「クラブの狙いと自分のスタイルが合っていたと思う。あとは自分がチームにフィットするだけ」と日々精度を高めている。