パリ五輪スケートボードで金メダルを獲得した吉沢恋選手(15)の拠点の一つとして知られる「小山公園」(相模原市中央区)のニュースポーツ広場が11月5日から休園し、改修工事に入る。ストリートスポーツに特化した広場として市が17年前に開設し、数々のトップ選手らを育んできたスケートボードの“聖地”。今月20日のクロージングセレモニーには吉沢選手も参加し、思い出やリニューアルへの期待を語った。
広場には、おわん型の「ボウル」や傾斜といったスケートボードの練習ができる設備のほか、鏡面があるダンスエリアなどが配置されている。スケートボードで五輪2大会連続出場した白井空良選手(22)や吉沢選手もここで技を磨き、世界に羽ばたいた。
今回の改修は老朽化に伴うもので、市は東京五輪でのスケートボードの盛り上がりを受けて決定。これまでワークショップを開いて選手や利用者らの意見も取り入れながら広場の改修イメージを固めたといい、1年5カ月の休園を経て2026年3月にリニューアルオープンする。