横浜市は11月5日から11日まで、横浜・みなとみらい21(MM21)地区の横断歩道1カ所を封鎖する。首都高速道路出入り口で発生する渋滞の緩和が狙いで、社会実験との位置付け。近くのライブ専用施設「ぴあアリーナMM」の来場者や自転車利用者、配慮が必要な「交通弱者」への影響を探る。その後、極めて異例となる横断歩道の撤去を視野に方向性をまとめ、県警に最終判断を仰ぐという。
市によると、封鎖するのは「けやき通り西交差点」の首都高側にある信号機付き横断歩道。約1万2千人を収容可能なぴあアリーナでのイベント開催時など、横断歩道の利用者が多い時間帯には、JR桜木町駅方面から首都高に向かう車の「左折待ち渋滞」が発生しやすくなっている。
社会実験中の1週間は、午前7時から午後10時まで横断歩道を封鎖して複数の警備員を配置。歩行者をはじめ車いすやベビーカーの利用者は、横断歩道の両端に設置されているエレベーターか階段で歩道上のデッキに誘導する。