昇格まであと1勝と迫るJ2横浜FCの四方田修平監督(51)が2日、栃木戦(3日午後2時・ニッパツ)に向けたオンライン取材に応じた。「昇格が懸かったゲームでありホーム最終戦。支えてくれている人やサポーターに対しての感謝を表現し、期待に応えたい」と意気込んだ。
前節の岡山戦では今季最多の4失点で「ショッキングな敗戦」を喫した。「(20戦)負けなしであと一つというところでの連敗もそうだし、なかなか失点しないチームが複数失点をしての敗戦というところも含めて思い描いてたようにいっていない」。この1週間は原点に立ち返り準備してきたと強調した。
鬼門の栃木戦である。アウェーでの前回対戦ではロングボールを使った戦術に苦しみ0―1で敗れた。「守備のところの安定感はかなり高くなった。終始戦う姿勢を前面に押し出していくる点は変わっていないところかな」と指揮官。立ち上がりからアグレッシブに入るとともに、いかに冷静に守り切れるかがポイントだ。
長くチームを支えたDF武田が引退を決めた。「今年1年、いろんな思いを持ってプレーしてきたと思うが、ピッチ内外で若い選手のお手本になったり、チームをまとめる上で非常に大きな力を発揮してくれた」と四方田監督。この最終局面においてもその力を頼みにする。
「場数を踏んで難しいゲームを経験してきている。このシチュエーションでどうすべきかというところを含めて精神的に支えてもらいたい。もちろん選手としてもはつらつとした思い切ったプレーは攻守に力になる」。今節が3度目となる自力昇格へのチャレンジ。総力を結集して、今回こそ決めたい。