J1横浜Mは3日、2025年シーズンから強化を担うスポーティングダイレクターに西野努氏(53)が就任すると発表した。22年から空席となっていたポストで、クラブを通じ「横浜F・マリノスが紡いできた歴史、伝統を基盤としてより魅力的かつ強いチームづくりをし、今まで以上に多くの人々に幸せを提供していきたい」とコメントした。
西野氏は1993~2001年に浦和でプレー。現役引退後は産能大の客員教授、教授などを歴任し、19年12月から今年4月まで浦和のテクニカルダイレクターを務めていた。
横浜Mは昨季、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で準優勝したものの過密日程も重なってリーグは低迷。ルヴァン杯、天皇杯は準決勝で敗退した。中山昭宏社長(57)は「戦略的なチーム強化体制と、シティフットボールグループとのさらなる連携を目指し、西野氏と共に推進していく。今シーズンの残り2カ月もリーグ戦、ACLEに全力を尽くす」などとコメントした。