JR関内駅近くのスポーツカフェ「ヤンキイス」(横浜市中区)では、ベイスターズファン約40人がテレビ観戦し、一投一打に熱い声援を送った。日本一が決定した瞬間、店内は割れんばかりの歓声に包まれ、互いにハイタッチやハグをして喜びを爆発させた。
二回に筒香嘉智選手がバックスクリーン右に先制弾をたたき込み、応援のボルテージが一気に上がった。五回には梶原昂希、筒香、宮崎敏郎の各選手の会心打などで一挙7点を奪い、最高潮に達したファンは「もう、優勝だ」と早くも祝杯を上げた。
観戦チケットを購入できずに同店を訪れたファンも多く、店内は球場のファンと同じように26年ぶりの日本一へ強い思いを抱くファンの熱気に包まれた。ベイスターズ投手陣が相手打者から空振りを奪ったり、打者が安打を放ったりすると、その都度大いに盛り上がった。
ベイスターズファン歴7年という会社員松原海斗さん(26)=同区=は「生まれた年に(ベイスターズが)日本一になって縁を感じていた。勝てなくてつらい時期もあったけれど、ベイスターズが笑顔を与えてくれると信じていた」と涙を浮かべ、「たまらなくうれしい」と喜びをあらわにした。