横浜DeNAベイスターズが26年ぶりの日本一を成し遂げた。日本シリーズ第6戦の試合前には横浜DeNA初代監督の中畑清さんが始球式に登場した。
ハマスタに名前がコールされると、満員の観衆から大きな拍手。監督時代に慣れ親しんだ背番号70のユニホームを着た中畑さんは力強いフォームから戸柱恭孝捕手に白球を投じ、一塁ベンチに向かって何度もガッツポーズし、「本当に多くの歓声で出迎えていただき感動した。いい雰囲気の中でプレーできる選手たちがうらやましいなと思うぐらいの環境」と感慨深げ。
2012年に監督に就任し、4年間でAクラスに導くことはできなかったが、若き筒香嘉智外野手を4番に据え、山崎康晃投手を球界屈指のクローザーに育てるなど、その後のベイスターズ躍進の礎を築いた中畑さん。「グラウンドでファンの期待の大きさを歓声の中で感じ、本当に優勝を待ち望んでいるんだなということをつくづく感じた」と球場の熱気にも驚いていた。