横浜DeNAが来季コーチとして、球団OBで通算360本塁打の村田修一氏(43)に就任を要請していることが4日、分かった。レギュラーシーズン3位からの下克上で26年ぶりの日本一を達成した今季は、チーム得点、打率でリーグトップ。リーグ優勝へ、さらなる打線の強化を図る。
同氏は、日大から2002年のドラフト自由獲得枠で横浜(現横浜DeNA)入団。07、08年に本塁打王のタイトルを獲得するなど「男・村田」の愛称で親しまれ、主砲として活躍した。フリーエージェント(FA)権を行使し、12年から巨人でもプレーした。引退後は巨人とロッテで指導。就任が決まれば、11年以来の古巣復帰となる。
22歳の森敬斗内野手らを育てた石井琢朗チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチ(54)が、育成部門のコーチへ配置転換されることも分かった。2軍監督にはハイパフォーマンス部の桑原義行部長(42)が就任する見通し。
また、ヤクルトの2軍外野守備走塁コーチを退任した河田雄祐氏(56)と、中日の1軍打撃コーチだった上田佳範氏(50)にもコーチ就任を要請している。