勤務する駐在所管内の住民の口座から現金700万円をだまし取ったとして、神奈川県警は4日、詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで、横須賀署地域課の巡査長の男(36)=横須賀市=を逮捕した。県警によると、勤務中に制服を着用したまま郵便局を訪れ、偽造書類と一緒に警察手帳も提示して現金を引き出したという。
逮捕容疑は、男は、5月24日午後、自身で偽造した70代男性=同=名義の委任状と払戻請求書を、男性名義の通帳とともに同市内の郵便局に提出し、男性の口座から現金700万円をだまし取った、としている。
男は「私がやったことで間違いない。借金の返済にあてた」などと供述、容疑を認めている。